この記事の結論
クラウド型は提供会社の環境をネットワーク経由で使い、オンプレミス型は学校の環境に構築します。方式だけで安全性や費用は決まらないため、運用と保守を誰が担うか、どこから使うか、5年間の費用をそろえて比べます。個人情報の確認点は、委託先の監督と保管場所を中心に別に確かめます。
最終更新:2026年10月26日
クラウドとオンプレミスとは
クラウド型(SaaS)は、提供会社の環境で動くシステムを、ネットワーク経由で使う形です。サーバーの運用や更新は提供会社が行うのが一般的です。
オンプレミス型は、学校の環境にシステムを構築して運用する形です。自由に作り込める一方、サーバー、保守、更新の負担と費用を学校が持ちます。
クラウドとオンプレミスの比較
運用の形を比べるための一般的な例です。実際の条件は製品と契約によって違います。
- 初期費用
- クラウド型(SaaS)小さくなりやすい
- オンプレミス型大きくなりやすい
- サーバーの運用
- クラウド型(SaaS)提供会社が行う
- オンプレミス型学校が行う(委託を含む)
- 更新
- クラウド型(SaaS)提供会社が順次行う
- オンプレミス型学校が計画して行う
- 使える場所
- クラウド型(SaaS)インターネットにつながる場所から
- オンプレミス型校内が中心(外からはVPNなど)
- データの保管
- クラウド型(SaaS)提供会社の環境(保管場所を確かめる)
- オンプレミス型学校の環境
- カスタマイズ
- クラウド型(SaaS)設定の範囲で行う
- オンプレミス型自由度は高いが費用が増える
- 5年間の費用
- クラウド型(SaaS)利用料が中心
- オンプレミス型構築、保守、サーバー、更新
クラウド型が合いやすい学校
- サーバーを管理する担当者を置きたくない。
- 初期費用を抑えて始めたい。
- 複数の校舎や、校外からも使いたい。
- 保護者や学生にも同じシステムで連絡したい。
オンプレミス型を検討する場合
- 独自の要件に合わせた深い作り込みが必要。
- 法人の方針で、サーバーを自分たちで管理すると決めている。
- 校内のほかのシステムと、校内のネットワークだけでつなぐ必要がある。
個人情報の確認は、方式とは別に
クラウドかオンプレミスかを決めても、個人情報の安全が決まるわけではありません。クラウドでは委託先の監督と保管場所、オンプレミスでは学校自身の安全管理措置が中心になります。
確かめる項目は、「学校が個人情報をクラウドに預けるときに確かめること」にまとめています。
よくある質問
- クラウドのほうが安全ですか?
- 方式だけでは決まりません。クラウドでは委託先の安全管理と保管場所を、オンプレミスでは学校の安全管理の体制を確かめます。
関連ページ
参考資料
制度・法令は引用資料の適用範囲で説明しています。外部資料はClassioの動作や法令適合を認証するものではありません。
- 個人情報保護委員会「通則編」 — 民間の個人情報取扱事業者向け:3-4-4 委託先の監督
- 個人情報保護委員会「通則編」 — 民間の個人情報取扱事業者向け:10-6 技術的安全管理措置
- 文部科学省「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」令和7年3月 — 対象範囲、技術的対策、クラウドサービスの利用
- 文部科学省「GIGAスクール構想の下での校務DXについて」令和5年3月8日 — 次世代の校務DXの方向性(公立学校・教育委員会の文脈)
参照先の確認日:2026年10月18日